こころを元気にする睡眠
睡眠時間は個人差が大きく、その人特有のものです。あえて目安をたてるとすると、日中に眠気に困らないようなら、それで十分と考えましょう。
睡眠時間の目安は6~8時間
日中に眠くならなければ、いくら短くてもよいのかといえば、そうではありません。たとえば、
- 睡眠時間を4時間に制限して長期間生活すると、血液中の糖分の処理能力が低下したり、血圧が高くなる。
- 睡眠時間が7時間の人は、8時間以上の人に比べて寿命が長い。
などの調査結果が出ています。
病気にならず、事故を起こさず、また長寿のためには、およそ6時間以上~8時間以内の中で、あなたの心身が「十分」と微笑む睡眠を確保することが何よりのようです。
睡眠十分の人は…
- 日中に眠気で困らない人
- 日中すっきりと過ごせる人
睡眠不足の人は…
- 日中の眠気のひどい人
- 平日と比べて休日に3時間以上余分に眠らないではいられない人
体内時計の整え方
- 必要な睡眠時間は人それぞれ。自分に合った睡眠時間を確保しよう。
- 脳が本格的に動くのは起床後2時間くらいたってから、9時始まりの会社なら、遠くとも7時には起きよう。
- 起きたらまず20分間太陽の光を浴びる。人間のからだの時計は生理的には25時間サイクルになっている。24時間周期にもどすためにはまず、朝、太陽に当たろう。そうすればきちんとリセットされる
- 朝は体操やウォーキングなどの運動や日光浴、乾布まさつなどをする。
- 朝食はきちんと毎日食べよう。栄養のバランスも考えて。
- アフター5にはウォーキングをしたりして、1回20分以上の運動を少なくとも週2回は実行を。
ブルーマンデーの予防法
日曜日も早起きを
月曜日が起きづらい、いわゆるブルーマンデーを防ぐには、日曜日も早起きの習慣を崩さないことが大切です。そして、日曜日の昼間の活動時間をできるだけ増やせば、快眠とすっきりとした目覚めを得ることができるでしょう。日曜日に昼までダラダラ寝をしていると、結局、月曜日の朝がつらくなります。
上手に睡眠をとるために
- 寝酒はしない
- 食後、カフェインを含む飲み物はとらない
- 夕食は寝る3時間以上前に
- 寝る直前のタバコは禁止
- 昼から夕方に、適度な運動を
- 入浴はぬるめに
- 自分にあったリラックス法を身につけよう
- 寝室は明るすぎないように
- 騒音に配慮を
- 室温に配慮を
- 寝具・枕にも気をつかおう
コラム
Column
Column
- あなたはイビキをかきますか?
疲れや、アルコールのとり過ぎなどイビキの原因になることがあります。イビキをかくのは熟睡できていない証拠。寝る前のストレッチや、ぬるめのお風呂にゆっくりつかるなど、自分に合ったリラックス方法を見つけましょう。
ただ、・大イビキをかく ・イビキの最中に息苦しそうにあえぐ ・大イビキがやんだり再開したりするなどの症状の場合は、「睡眠時無呼吸症候群」の可能性もあるので、病院に相談してみましょう